こんにちは!
2021年5月19日に2021夏の新商品発表がありましたね!
その中でも注目を集めたのが5G対応ホームルーターのhome 5Gです。
これが今までdocomoになかったサービスでなかなかのブレイクスルーしちゃっているんですよ!
どうすごいのかイマイチわからない?という方に現時点での情報から料金、特徴やメリット、向いている人等を解説していきますね!
Contents
ホームルーターとは?
家でインターネットをつなぎたい時に、回線工事等を行わず、コンセントを挿すだけでインターネットにつなぐ事ができる機器の事です。
引っ越しが多い方や、マンションの関係で回線工事を行えない場合、すぐ使いたい場合等に重宝するアイテムです。
設定もカンタンで、モバイルWI-FIルーターよりも電波が安定していたり、同時接続数も多い物が多いという特徴もあります。
モバイルWi-FIルーターと比べると少し大きくなってしまいますが、電波の安定感は断然ホームルーターが有利な事が多いです。
ドコモ初4G LTE/5Gホームルーター home 5G HR01の特徴とは?
出展:ドコモ公式
ドコモが初のホームルーター商品として5G対応の物としてリリースするのがhome 5G HR01になります。
現状2021年8月下旬発売を予定しており、わかっている情報を確認しておきます。
主なスペックは以下になります。
メーカー | SHARP |
カラーバリエーション | ダークグレーのみ |
通信 | 5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps 4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps |
サイズ | 170 × 95 × 95 mm(暫定値) |
重量 | 未定 |
無線LAN規格/最大伝送速度(規格値) | IEEE802.11a/54Mbps IEEE802.11b/11Mbps IEEE802.11g/54Mbps IEEE802.11n(Wi-Fi 4)/300Mbps IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)/867Mbps IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)/1201Mbps 2.4GHz帯/5GHz帯対応 |
有線LAN | IEEE802.3ab(1000BASE-T) IEEE802.3u(100BASE-TX) |
同時接続台数 | 65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
かんたん接続機能 | WPS、QRコード接続 |
本体付属品 | ACアダプタ、LANケーブル(試供品) |
セキュリティ | WPA2 (Only Mode)
WPA3 (Only Mode) WPA/WPA2 Mixed Mode WPA3/WPA2 Mixed Mode |
対応周波数(国内5G) | n78(3.7GHz)
n79(4.5GHz) |
対応周波数(国内LTE) | バンド1 (2.0GHz)
バンド3 (1.7GHz) バンド19 (800MHz) バンド21 (1.5GHz) バンド28 (700MHz) バンド42 |
対応周波数(国内3G(W-CDMA)) | ー |
特に特筆すべき部分を解説していきますね!
home 5G HR01の詳細スペック
home 5G HR01の注目ポイントは以下4点です。
Wi-Fi6に対応で安定・快適な無線インターネット接続
5G・4G(LTE)両方に対応、プラチナバンド受信で広いエリアで高速通信
最大65台同時接続可能で、複数人・複数機器での使用も問題なし
WPA3に対応した強固なセキュリティ
Wi-Fi6に対応で安定・快適な無線インターネット接続
出展:ドコモ公式
Wi-Fi6については以前同じSHARP製のSH-52AというWi-Fiルーターで解説しましたが、今回のhome 5G HR01もWi-Fi6に対応していて安定した速度が見込まれそうです。
ちなみにSH-52Aはネット速度口コミサイトにて2021年5月31日時点で以下の平均速度になっています。
調査対象 | SH-52A | docomo全体 | au全体 | softbank全体 | Speed Wi-Fi NEXT W06
(WiMAX最速ポケットWi-FI) |
WiMAX HOME 02
(WiMAXのホームルーター) |
平均Ping値 | 50.09ms | 54.36ms | 51.66ms | 39.56ms | 64.19ms | 61.42ms |
平均ダウンロード速度 | 168.99Mbps | 110.27Mbps | 96.95Mbps | 70.32Mbps | 39.23Mbps | 40.97Mbps |
平均アップロード速度 | 16.34Mbps | 14.24Mbps | 13.75Mbps | 14.1Mbps | 5.13Mbps | 5.45Mbps |
データ参考:みんなのネット回線速度
SH-52Aは使う場所によって速度は大きく異なりますが、口コミ上ではかなり優秀な数値を出しているのがわかります。
同じSHARPから発売という事でhome 5G HR01も期待値は高いですね!
5G・4G(LTE)両方に対応、プラチナバンド受信で広いエリアで高速通信
他の会社から発売されているホームルーターはいわゆるプラチナバンドと呼ばれる本命最強の電波を使用できなかったり、
使用する場合には追加料金がかかったりしますが、ドコモではプラチナバンドの受信が可能ですので、安定感や速度が非常に強力です。
KDDIはWiMAXネットワーク、SoftBankはAXGPネットワーク(ウィルコムのPHSのネットワークを改良したもの)という、どちらも本ブランドと別のネットワークを使用しています。
auのネットワークにつなぐ場合はハイスピードプラスエリアモードと呼ばれ、別途1105円(税込)が必要になり、なおかつ月間データ使用料は7GBまでとなってしまいます。
KDDI・SoftBank両社とも2.5Ghz帯や5GHz帯等の高速通信できる周波数ではあるが、遮蔽物に弱い周波数帯のみになっているので、最大速度を出す電波を受けるためのハードルが高めになります。
一方ドコモでは700MHz帯や800MHz帯(いわゆるプラチナバンド)本ブランドの周波数帯を受信できるので、安定した通信ができる可能性が非常に高いです。
周波数は5年ごとの免許制になっており、現在は以下の様になっています。
2022年秋には総務省がこのプラチナバンドの再分配を検討しています。
そのタイミングで楽天モバイルは割り当てが欲しいと訴えているぐらい貴重なプラチナバンドがhome5Gでは受信できる優秀な機種というわけですね!
データ参考:総務省資料
最大65台同時接続可能で、複数人・複数機器での使用も問題なし
ホームルーターはその特性上複数人の家族で使用される事も想定しています。
同時接続が65台まで可能なので、スマート家電も含めて接続したりと安心して使う事ができますね!
WPA3に対応した強固なセキュリティ
WPA3とはWi-Fiアライアンスが2018年6月に発表した無線LANにおけるセキュリティのプロトコルです。
auのSpeed Wi-Fi HOME L02やSoftBankのairシリーズはWPA2という2004年9月(WPA3の10年以上前にできたもの)に制定されたセキュリティの物までなので、
通信の盗聴やそういった側面からもhome 5G HR01はより安心と言えますよ!
home 5G HR01の料金プラン
これだけスペックの高いhome5Gですが、使用する為に月額通信費と端末代金の2種類が必要です。
端末代金に関しては現状公開されていませんので、情報がわかり次第追記いたします。
月額通信費は「home 5Gプラン」というプラン1択です。
4950円(税込)でデータ使用料無制限になります。
初月のみ契約事務手数料3300円(税込)も必要ですが、それ以外の設置費用等はかかりません。
端末をコンセントに挿すだけで使用できます!
縛り期間や解約金という概念もありませんが、端末代だけはかかってしまうので、注意が必要です。
home 5G セット割でドコモのスマホをお使いの方のスマホ代がお得に!
home5Gの契約者のファミリーグループ内のスマホ1回線ごとに以下の表に沿った割引を受ける事ができます。
料金プラン | 「home 5G セット割」割引額 | |
5Gギガホ プレミア | 永年 -1,100円 |
|
ギガホ プレミア | 永年 -1,100円 |
|
5Gギガライト/ギガライト | <ステップ4:~7GB> | 永年 -1,100円 |
<ステップ3:~5GB> | 永年 -1,100円 |
|
<ステップ2:~3GB> | 永年 -550円 |
|
<ステップ1:~1GB> | – |
ドコモ光が引けないご家庭でもドコモ光セット割の代替のような使い方ができるようになったという事なので、
工事ができないマンションの事情や引っ越しが多い方には便利なサービスが登場したなという感じですね!
注意点としてはドコモ光セット割同様に、ahamoは割引対象ではない事です。
嬉しいデータ容量無制限
月間のデータ使用量の上限は特に設定はありません。
ただし、報道発表にはこういった記載があります。
ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または1接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
3日間や短時間内に何GB以上で通信すると遅くなるのかといった細かい条件は発表されていませんが使いすぎると一時的に遅くなるという事です。
しかしスマホ用の5Gギガホプレミアにもデータ量無制限ですが、同じような記述があります。
「5G ギガホ プレミア」「5G ギガホ プレミア:法人定期」ついて、ネットワークの混雑状況により、通信が遅くなる、または接続しづらくなることがあります。また、当日を含む直近 3 日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。なお、一定時間内または 1 接続で大量のデータ通信があった場合、長時間接続した場合、一定時間内に連続で接続した場合は、その通信が中断されることがあります。
スマホ用の5Gギガホプレミアでこういった事象が起きるのはかなりレアなので、home5Gも比較的ゆるい可能性が高いですね。
サービスエリアは?
home5Gは5Gという名前がついていますが、4G/4GLTE/5Gで通信できます。
詳しいエリア対応と今後の予定はドコモのHPにて調べる事ができますよ!
home 5G HR01はこんな人に最適!
お家にドコモ光を引けない環境の人や、引っ越し後にすぐネットが必要な方、
同居している何人かでシェアして月額を安くしたい方等におすすめです。
離れたご家族にもhome5Gの電波は届きませんが、ファミリー割引を組んでいればセット割の恩恵を渡す事はできますよ!
home 5G HR01の注意事項
home 5G HR01は契約の際に使用する場所の住所を登録しますが、登録住所以外での使用は禁止されています。
ポケットWi-Fiのようには使えず、あくまでご自宅用という使い道に限定されます。
月額料金は現実的にアリな価格設定で他社と比較しても同水準だと思いますが、端末代が公開されていませんのでそこも含めて検討される必要があります。
参考までにSH-52Aはドコモオンラインショップで68,904円とハイスペックながら強気な価格設定になっており、
home 5G HR01も同じくSHARP製なので、スペックは非常に高いですが、同様の価格になる可能性も十分にあります。
homeルーターはdocomoがおすすめの具体的な理由まとめ!
ここまでの解説内容から、似たような他社のサービスに比べて、以下の優位性があると考えられます。
受信可能周波数帯にプラチナバンドを含んでおり、安定感が圧倒的である点
WPA3によるセキュリティ水準が高い点
1度に大量の通信をした場合の通信速度規制のハードルが低い可能性が高い点
まとめ
いかがでしたでしょうか?
少し専門的な分野もあえて踏み込んで解説してみましたが、カンタン設置で高速・安定・月額料金も高くないという内容でした!
自分に合いそうだなと感じた方は、今後の情報公開を待って検討してみましょう!